子どもの主体性を育む~ことばのかけすぎ注意!~
スマイリーアイ 上野里江です。
HPをご覧くださりありがとうございます。
前回のブログから、ずいぶん間が空いてしまいましたが…
この期間、子どもの育ちを支えるために大切なことを学んだり
私の出来ることを模索したり、新な挑戦を始めたりしていました。
2021年が始まり、まだまだ先が見えない今ではありますが
子どもたちの笑顔のために、保育・子育てに関わる方の笑顔のために
お役に立てるよう精進して参ります!
どうぞよろしくお願い致します。
ということで…
子どもたちと関わる時に「ことばがけ」の大切さを実感することが多々あるのですが
子どもの主体性を育むための「ことばがけ」とは?
あなたはどのように考えていますか?
保育の中で、特に乳児に対して
ことばのやりとりがまだ難しい年齢だと
保育士がひとりでしゃべり続けている…なんてことありませんか?
玩具で遊びながら
「わぁ~面白いね!○○が~したね」
「あっ、これは○○だね。ワハハッ~」って感じで、保育士の声だけが聞こえる…
食事の場面でも
「今日はバナナがあるよ~おいしそうだね。」
「○○ちゃんすごいね~大きいお口だね!」などなど
保育中、静かすぎると不安になっちゃう??
その場を明るくしなくちゃ!とがんばっちゃう??
かつての私も、そんな一人芝居のような保育をしていたことがありました。
保育は、保育士が子どもを何とかするもの!という気持ちもあって
良かれと思ってやっていたようにも思います。
しかし…
「子どもの主体性を育てることばがけ」を考えるようになって
私がやっていたことは、子どものことを考えているようで違うかも?と感じるようになり
気づいたことは
保育士が一方的にことばをかけても子どもの心には響かない!
子どもはたくさんことばをかけて欲しいと思っているわけじゃない!ということでした。
子どもは大人からのことばがけを待っているのではなく
大人とやり取りがしたい!コミュニケーションが取りたい!
そう思っているんですよね。
しゃべり続けていた私の顔をじっと見つめる子どもたちの顔を思い出すと
子どもの気持ちを汲むことが出来ていなかったなぁ~と申し訳ない気持ちになる私です。
子どもは、私たち大人に
自分が感じたり見つけたり、考えていることを分かって欲しいと思っています。
子どもの気持ちや感じていることを分かろうとすることこそ
子どもの主体性を育む、初めの一歩ではないでしょうか?
保育の中のことばがけ…
特に、ことばを吸収し始める乳児の子どもたちには
たくさん声をかけるのではなく
子どものリアクションを待って
子どもの気持ちを感じながらコミュニケーションを取っていく
ことばは返ってこなくても、目を見てうなづき笑い合って
やり取りを楽しんでいく
そんなことの積み重ねが、子どもの心の安心感につながって
自分の思いや感じたことをことばに出来るようになっていくと思います。
側にいる大人との安心できる環境があってこそ、子どもの主体性は育っていくから…
ことばのかけすぎに注意して子どもとのやり取りを楽しむ!
意識してみてくださいね。