子どもの主体的な学びを支える保育者の役割とは
こんにちは。
スマイリーアイ 上野里江です。
子どもの主体性、主体的な学びを大切に育むことが求められる今
『主体性』とか『主体的』ということばの意味を
分かっているようでよく分かってない?
実際のところ、保育者は何をどうすればいい?
保育専門学校に勤務している中で
実習巡回で様々な保育園へお伺いするのですが…
実習生が戸惑う『見守り保育』ということば
「一緒に遊んだり、声がけをしないで見守るってどうやるんですか?」
そんな質問を受けることもあり
私なりに考えてみることにしました。
そもそも
主体性、主体的ということば
「他から強制されるのではなく、自分の意思や判断に基づいて行動すること」
という意味
子どもの主体性を育む保育というのは
子どもが自分から興味を持って積極的に取り組んでいくことを経験させていくこと
だと私は思います。
保育者が「やらせる」とか「強制する」のではない!
ということは、ことばの意味からも分かります。
しかし…子どもの主体性を大事にするために
「見守る保育」をする
といった時
なかには、子どもの遊びを「見ているだけ」になっている??
そんな保育が行われているところもあるようなのです。
私は、子どもたちが自ら興味関心を持って遊んだり学んだりするためには
保育者の役割はとても大きいと思っています。
一番近くにいる保育者が
子どもの興味を知り、そのための環境を整えたり
子どもが楽しい!と感じるような問いかけや提案をしたり
目に見えない子どもの思いを感じとることや
子どもひとりひとりの違いを知ることが出来てこそ
子どもひとりことりが伸び伸びと自分らしく行動できるのだと考えるからです。
子どものやりたいようにやらせることが「主体性を育む」のではなく
先の見通しを持ったり、振り返りをする機会をつくったりして
保育者も一緒に楽しんでこそ「主体的な学び」につながっていくのではないでしょうか?
まずは、子どもを知ること
ひとりひとりの違いを受け止めること
そして、子どもひとりひとりの意思や思いを大切にしながら
楽しい!面白い!という遊びや活動を経験出来るように
年齢発達に合った保育の計画を立て、子どもたちの成長を記録をしていくことが大切です。
保育者は一方的に指導や指示をする存在ではなく
子どもの育ちを支える、サポートする存在でありたいですね。