保育学生さんの質問・悩みにお応えします!その①
こんにちは。
スマイリーアイ 上野里江です。
保育専門学校で保育実習の授業を担当している私。
授業では、実習日誌や計画書の書き方も大事な学びなのですが
子どもとの関り、職員との関り、言葉使いや保育園ならではのマナーなど
学生さんたちの不安や悩みがたくさんあることを知り
少しでも気持ちが前向きになれるよう質問や悩みに応えていけたら…と
授業のたびにアンケートを行っていきました!
題して『皆さんの声にお応えします!』
その中でも多かった「乳児との関りについての不安」について
まとめてみました!
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【学生さんからの声】
Q:2歳ぐらいまでの子どもは、何が言いたいのか?動きや声だけでは分からない。
Q:まだことばで伝えられない子どもの気持ちをどうくみ取ったらよいのか?
分からないことが不安です。
Q:子どもの考えていることを複数の視点で考えることが出来ません。
観察するって、何をどうすれば良いのか?
【私からのヒント】
乳児と接する時、一番大切なことは『子どもと同じ目線になること』だと思います。
そして、子どものやっていることだけを見るのではなく
「どんな気持ちなんだろう?」と想像するアンテナを立てることが初めの一歩だと思います。
【例】子どもが泣いている時、どうして泣いているのだろう?と考える時の考え方
泣いている → どこか痛い?(外的要因)ぶつけた・ころんだ・けんかした・体調が悪い など
泣いている → 何か泣きたい気持ち?(内的要因) 悲しい・悔しい・寂しい・イライラ・辛い など
子どもの行動から、「どんな気持ちなのか?」様々な仮説を立ててみましょう。
「行動」の奥には必ず「感情」があります。行動には必ず理由があるのです。
目の前の子どもの気持ちを読み取ることを意識してみましょう。
そして、ひとつずつ検証!
子どもにことばで聞いてみたり、して欲しいことかも?と思ったことを試してみたりするうちに
何かにヒットするかも?です。
そんなことを繰り返しているうちに、きっと「子どもの気持ちに寄り添う関り」が
自然と出来るようになり、今、こんな気持ちかな?と、気づくことが出来るようになると思います。
はじめから上手く出来なくても大丈夫!
分かろうとするアンテナを立てて、子どもの目を見て、しぐさや声のトーン、泣き声などを
色々観察してみてね。
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保育園実習で初めて乳児と関わる、という学生さんも多くいることを知り
分からないことへの不安は計り知れないなぁ~と感じています。
はじめてのことは出来なくても、分からなくても当たり前!
経験することで分かること、体験して出来るようになることが学びなので…
体調に気をつけて、元気と笑顔を忘れずに!
また次回『保育学生さんの質問・不安にお答えしますその②』をお届けします。
保育学生の皆さん!
実り多き実習になりますよ~に。応援してます!